〜参考資料〜
日本ヴォーグ社 宝石の写真図鑑、冷たいジュエリ
八坂書房 宝石ことば
双葉社 宝石の常識
講談社 宝石宝飾事典
読売新聞社 宝石
DeAGOSTINI TREASURE STONE
成美堂出版 最新シルバーアクセカタログ1200
美土理書房 宝石の気能
創元社 彫金教室
NTT出版 華麗なる宝石物語
ムーンフェイス・ローズマリー

●ターコイズの 「石ことば」 「メッセージ」●

【宝石ことば】 成功 命中
【宝石のメッセージ】 「旅の守護」 「繁栄」 「与える喜び」

●ターコイズの効力 「ストーンパワー」●
古くは、アリストテレスも「鉱物書」(前4世紀)の中で、「空気が純粋ならターコイズの色も純粋。空気が濁ると石も濁る。」と、空の青さと石の関係を述べています。1年を無事 過ごしてきたと言う年の終わりに、旅の守護石ターコイズ(トルコ石)が誕生石になっています。古代エジプトの初期の墳墓や古代インカなどの財宝の中に発見されている事からも、ターコイズの歴史は古く、紀元前三千年頃には着用されていたと考えられます。カフカス山脈で生ずるとしてギリシャでは「カライナ」、ローマ時代には「カレイズ」という名称で呼ばれていました。「トルコ石」と呼ばれるようになったのは、13世紀頃で主産地であるイランやシナイ半島からベニスの商人達を通してトルコ方面を経由してヨーロッパにもたらされ買い手が 「トルコの石」 と呼んだ事から「トルコ石」という名が付きました。13世紀くらいまでは「トルコ石」の名は使われずに、美しいという意味の「カレース」という名前で呼ばれていたそうです。中央アジアの各地では、ラクダと馬の護身符として不可欠の石で とかく馬には必ず付けておく習慣がありました。日本では「藍宝石」、中国では「緑松石」(ロソン石)と呼ばれていました。

人に与える幸せを考えさせてくれるのがターコイズ(トルコ石)です。何かと贈物の多い12月の誕生石に選ばれた由縁もそこにあるようです。古来、この石は自分で買うよりも人に貰うと幸せになれるというチョット変わった性格を持っていました。逆に言えば、上手くいっていない人にこの石をプレゼントすると2者の間に和解が生ずる石でもあるわけです。また、この石は性的情感を高め、疑惑を取り去る石としても珍重されてきました。宝石言葉の「成功」は旅の守護石が人生の旅の「成功」を意味するようになった為。「命中」は、古代アステカ、マヤ、中央アジア、アメリカの先住民など、世界中で古くから弓矢や鉄砲にこの石を飾り縁起を担いだ事に由来。また、ターコイズは持ち主に色を変えて異変を知らせる事でも知られています。イランでは凶事を免れて幸運を招く3つのおまじないの中に「トルコ石を眺める事」がその中のひとつに入っています。


●ターコイズにまつわるお話●
ネイティブアメリカンはターコイズを「空の石」と呼びました。ある伝説によると、ターコイズの山の頂上に羽根を休めた金色の鷲の精霊がターコイズの色を空に反射し移したので空が青くなった、という伝説です。世界各地でターコイズはパワーのある石として扱われました。ターコイズを身に付けている人は骨を折る事がない。骨を折るような事態が発生するとターコイズが身代わりとなって割れその人を守ると信じられていたので、馬の足を守る為に 轡や手綱 馬具や馬の尻尾をターコイズで飾りました。ターコイズが婚約指輪だった国もあります。夫婦が互いに誠実であれば色は青さを保ち、誠実さを失った時 色は緑色に変わるとされました。ネイティブアメリカンの部族の多くは、ターコイズは怪我や危険から身を守ると信じていたので盾にターコイズの細工を施しました。これは、相手の武器を避けてくれるという意味合があります。ターコイズは広く中南米でも宗教的な儀式の道具などに象眼装飾されました。北米のナバホ族は、雨乞いの儀式の一部に特殊な祈りを込めたターコイズを川の中へ投げ込むという事を行ってきました。アパッチ族は、虹の足の部分にあたる場所へ行けばターコイズが見付かるといいました。ある部族では弓や矢にターコイズで作ったビーズを結び付けました。この弓と矢で獲物を射れば的を外すことは無いそうです。

ターコイズ、トルコ石:(藍宝石)
採掘された宝石のうち最古のものの1つで、その色合いは鉄と銅の含有量によってスカイブルーから緑色にまで変化に富みます。ターコイズは微晶質で塊状をなし、鉱脈中に皮殻状、団塊状に産する事が多く、不透明から亜透明で軽くてもろい。断面は貝殻状である。石によっては非常に多孔質のものもあり色が褪せたりひび割れしやすいので、一般には蝋や樹脂を注入し(スタビライズド)色を濃くしたり強度を増したりする加工が加えられる。
産出地により性質も異なり、種類や色も非常に豊富。
イラン産のターコイズは、唯一硬質で高級品質とされ、その他の地域のターコイズは軟質です。
エジプトでは少なくとも紀元前6000年から、アメリカ大陸では1000年程遡った時点で既に採掘されていた事が判っています。

【科学組成】
含水銅、アルミニウム、リン酸塩
【硬度】
【光状】
蝋状〜無光沢

ターコイズ(産地別による名称)
イラン産ターコイズ
硬質で、最高級品とされるイラン産のターコイズでも、やはり採取される鉱脈ごとに色が違います。
一般的にスカイブルーのターコイズが最も高価なものとされています。純粋にどういった物が宝石価値が高いのかという規準からいえばメッシュ模様がなくても、メッシュ模様があってもメッシュのデザインが良く均等にバランス良く入っていればランクの高い石とされています。やはり最終的には好みの問題といえるでしょう。
3000年以上前に採れたイラン産ターコイズは、現在でも色褪せることなくスカイブルーの輝きを放ち続けているそうです。通常、樹脂加工を施していない天然のターコイズは色褪せるといわれていますが、実際に3000年前の天然ターコイズが色褪せずに綺麗な色のまま存在している事から イラン産ターコイズに限っては他のターコイズとは違う性質があると考えられています。
アメリカ産ターコイズ
インディアンジュエリーで有名なターコイズ。アメリカ大陸各州の様々な鉱山より発掘されていますが、無地のものから、クモの巣のようなメッシュの入ったものまで青〜水色〜緑〜黄緑〜白など色とりどり様々な種類があります。各州で多くの種類のターコイズが採取されていますが、中でも最大産出量を誇る鉱山といえば、アリゾナ州で採れるターコイズ(スリーピングビューティー)です。アリゾナ、ニューメキシコ、ネバダ、コロラド…などが有名なターコイズの産出される地域です。
その他の産出国
中国産のターコイズは、比較的 緑かかった色合いのターコイズが多いように思われます。
他に、チベット、ロシア、オーストラリア、トルキスタン、イギリス、エジプト、ブラジル…など、かなり色々な地域からも発掘されています。(画像は中国産ターコイズ)

近年のターコイズ人気にあやかって、偽物も多く出まわるようになってきました。ターコイズのイミテーションには、着色したハウライトがよく使われています。着色や加工技術も年々進歩しており、一見しただけでは見分けがつかない物もあります。また、骨や歯の化石、石灰石、カルセドニ―、エナメル、プラスチック、ガラス、などの材質もあるので注意したい。
Turquoise
ターコイズ (トルコ石)
和名:藍宝石
12月の誕生石


Desember 12月の誕生石

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