
私の趣味に写真がある。それで被写体を求めていた。
相手は人間でもよかったし、庭の草でも猫でもよかった。
星を撮影したこともあった。朝焼けや夕暮れは特に多くねらった。
山は被写体の一つにすぎない。別に山である必要はなかった。
実際大学3年までは海にでかけていたのだ。
山。
この山に登ってみたい。山が決まると本を読み出す。
ヤマケイ、山と仲間、岳人・・・小説で気分をもりあげることもある。
表銀座〜槍は孤高の人。氷壁を読んで穂高へ。
「なぜ山に登る?」「そこに山があるから」とはエベレスト初登頂したヒラリーのことばらしい。
いや、エベレストで消息を絶ったマロリーだったか・・・
人の名前はまぎらわしい・・・(^_^;
自分の場合。
夏はなんでもないのに、雪におおわれると困難になる場所がある。
その緊張感がなんともいえない、というのが理由のひとつだ。
冷たく張り詰めた空気、これもそうだ。
だれもいない静けさ・・・たまらないね。
丸7日以上一人も出会わなかったことがある。
下界ではとても経験できないことだ。
一度味わってしまうと忘れることはできない。
そんな魅力があるのだ。
「山に登りたい」なんて気持ちが少しでもあったら、
迷わず出かけることだ。
山は決して裏切らないだろう。